白けてる現状と
潤った瞳とで見届けて
丘に眠るなら
きっと誰もが幸せなのでしょう


例えなど要らない
少し昔ならば
気づく日がくるって
思い込んださ
途切れだす嗚咽が
遠のいて廃れる
楽になれるなんて思ってた？


振り落とす息吹が悲鳴謳うのなら
奪い去るだけで
本物の自由が呻き虚の中で
引き裂いていく様な
軽薄な創作劇の幕が開けたなら
応える(こたえる)だけで
未知に怯えた子猫の警戒解く(とく)
まだ見ぬ世界が見えた



満場も嘲る(あざける)
馬鹿なお荷物等とで見届けて
考えついたのは
『優劣を殺す』それだけなのか


震えてる掌
おさまらない鼓動
幻覚が騙って(だまって)
残像残した
広がる騒めきに
全てを封じ込めた
意気地無い心を吊り上げて


振り回す腕伝いに誰かが得た不安
晒し出して
そして終わりのない悪夢の底へ
堕とされていくということを
純真な創作劇の幕が降りたなら
泣いてればいい
欲に溺れた瞳の本音なんてまだ仮面の下よ


善を焼き尽くす炎のように
酷く酷く愚かなままで
同情の縁(ふち)を這い回ってる
酷く酷く曖昧なままで


すり抜けた拳がその意味を知れば
拭い取ることも
本物の自由が離れ胸の中が
引き裂かれていく様な
軽薄な創作劇の幕が開けたなら
演じきらなくちゃ
過去に怯える私の弱さ見抜く
よく似た気配が


振り落とす息吹が悲鳴謳うのなら
奪い去るだけで
本物の自由が呻き虚の中で
引き裂いていく様な
軽薄な創作劇の幕が開けたなら
応えるだけで
未知に怯えた子猫の警戒を絶つあなたを撃ち抜いた