【A1】
願いの果てで見つけた灯火は意図的に吹き消された
誰かの足音に呼び覚まされた感情は憎悪かも分からないまま
「どうして？」「なぜ？」通り過ぎたエゴイズムから生まれた言葉
重ねられた夢も光も色濃く影を作るけど
誰かがそれをかき消して　雨が降る

【B1】
震える肩にだれかが触れる事もなく
濡れた自分をだれかが救う事もなく
ただ一身に涙と雨が繋がる
ただ神様が私を愛してくれなかっただけ

【S1】
十字架を空にかざして願う
涙がこぼれた５月の初め
"天の父に祈りを捧げます"
無意味だと知った悲劇のヒロイン
眠れる姫を迎えに行く者はいない
ただ夢の中で涙を流し　願いつづける

　　「助けて」


【A2】
不快な風を受け　ありきたりな毎日に嫌気がさした
馬鹿げた利己主義に終焉を告げる叫び　誰かに届くはずもない
「お前はキライ」正直な神様から聞こえた言葉
怒り出した口も心も　まるで嘘をつかないけど
孤立した扉に鍵を閉め　壊れ出す

【B2】
泣き出す訳　誰かが答える事もなく
嘆きの声　耳を塞げばただのノイズ
いくらこの身に懺悔を繰り返しても
神様だけは愛してくれないのだと分かってた

【S2】
両手を空に伸ばして願う
冷たい部屋での聖なる讃歌
"どうか私をお赦しください"
その囁きすら叫びに変わった
広がる夢を押さえつけて封じ込めて永遠に眠り
この真っ暗闇　唱えつづける

　　「愛して」


【A3（or…D1】
硝子の破片飲み込んだみたいに苛立ち溢れる肺の中で巡る何かに侵されまして
いつまでも泣いていた私の悲しみは真っ暗闇に包まれて繋がれていました
それでもこの世の馬鹿事に耳を傾ける暇など無いのだと振り向かないでいた私を背徳者と言うのは

誰だ




【C1】
揺らぐ繋がる　灯る日だまり
さよなら　バイバイ
それだけ言いたかったの
つまらない懺悔はもう飽きた
これからは歓喜だけを歌いたい

だから認めて

【S3】
私は貴方を求めない
束縛しようと私は答える
"祈りも懺悔も繰り返さない"
狂おしい感情も見えないフリ
それが冒涜だとしても貴方に叫ぶわ　本当の想い
見えない世界の　最愛のキミへ

　　
　　「なめんな」