雨の小路

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夜には狐と魑魅魍魎が
人に化けては酒盛り交わす
そんな京都の赤ちょうちんは
夕暮れみたいに紅くございます

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狐はタヌキ寝入りで騙し
狸はキツネの皮算用
鬼と天狗がたばかりはじめ
密かに練ったは梅雨時の粗相

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七三固めのサラリーマンは
雨の朝を会社へ急ぐ
そのときふと気がついてみれば
見知らぬ小路で一人っきりだ
ハテサテ此処は何処であるかな。
ハテサテ何処に夢はあるかな。

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そのときだ 空から傘が降ってきた
赤青黄色 水玉 カラクサ 世界は
なんでもござれのパラレル パラソル
ゆあんゆやよん詩人が夢見た
サーカスの縄のように揺れやり 世界は
なんでもござれの夢の六月

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祭りが始まる 騒げや騒げ
雨の飛沫に隠れて見えぬ
魑魅魍魎の踊るその日よ




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お化けは死なぬととある偉人が
言ったは真実 酒盛り交わす
そんな京都の刹那の祭りは
青春みたいに淡くございます

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人の世は苦楽の連続でござい
いちいち気にしちゃ傘すら差せぬ
鬼と天狗の仕業とあきらめ
密かに練るのは晴れの日の野望

b
がんじがらめの人間の日々は
雨の朝でもきっと生き急ぐ
それでもふと気がついてみれば
濡れゆく小路で一人っきりだ
ハテサテ此処は何処であるかな。
ハテサテいつも夢はあるかな。

s
そのときだ 空から傘が降ってきた
赤青黄色 水玉 カラクサ 世界は
なんでもござれのパラレル パラソル
たった一人のあなたが夢見る
カオスで不条理 そんな世界こそ
あなたを彩る潤いの雨さ

c
祭りが始まる 騒げや騒げ
雨の飛沫に隠れて見えぬ
あなたの涙も流れたその日に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨の小路

たまには、綺麗なのを書いてみたくなりました。

曲募集

閲覧数:112

投稿日:2013/06/17 19:24:11

文字数:691文字

カテゴリ:歌詞

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