(お前の彼氏になる。)
「……。」
私は勉強に集中出来なかった。
告白なんて初めてされた…。
ドキドキがまだ止まらない。
横をちらっと見てみた。
カイトは何事も無かったかのように勉強している。
(恋なんて…。)
絶対しないものだと思っていた。
恋自体がどんなものかが分からない…。


私が色々考えている内に学校が終わった。
悩んでも仕方ない。
(音楽室に行こう。)
私は音楽室に向かった。


「ミクちゃん。どうしたの?」
音楽室には音楽の先生
『輝音(きね)レイ先生』
がいた。
「先生…。」
「どうしたの?」
「私…。歌ってもいいですか?」
「…いいわよ。」
先生は私に微笑みかけながら言った。


私は先生の伴奏に合わせて二十分程歌った。
するといきなり先生が言った。
「ミクちゃん、どうかしたの?」
「えっ。どっ、どうして?」
「今日のミクちゃんの歌声が濁ってたから…。
悩み事でもあるの?」
先生は私に聞いた。
「……。実は。」


私は先生に話した。
「うーん。
貴方はカイト君のことをどう思ってるの?」
「私はただの幼なじみにしか…。」
「違うわ。
貴方はカイト君の事が
『好きなの?』
それとも
『嫌い?』なの?」
先生はストレートに聞いてきた。
「私は…。
分かりません。
私には好きなのか嫌いなのかが…。」
先生は溜息を一つして
「今日は帰りなさい。
そして、もう少し悩みなさい。
私に出来る事はサポートする事だけです。
私は貴方ではありません。
だから、決めるのは私ではなく貴方だから。
だから、今日は帰りなさい。
そしてよく考えてから、もう一度私の所へきなさい。」
先生はそう言った。
私は取り敢えず家に帰った。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【2話】恋

恋の二話めです。
楽しんでやってくださいm(_ _)m

閲覧数:143

投稿日:2008/11/10 23:48:20

文字数:719文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

  • 関連動画0

  • 紅蘭 蝶

    紅蘭 蝶

    その他

    ヤバいヤバいヤバいヤバいww
    顔がニヤ(・∀・)ニヤなってるww

    2008/11/09 16:55:58

オススメ作品

クリップボードにコピーしました