(お前の彼氏になる。)
「……。」
私は勉強に集中出来なかった。
告白なんて初めてされた…。
ドキドキがまだ止まらない。
横をちらっと見てみた。
カイトは何事も無かったかのように勉強している。
(恋なんて…。)
絶対しないものだと思っていた。
恋自体がどんなものかが分からない…。
私が色々考えている内に学校が終わった。
悩んでも仕方ない。
(音楽室に行こう。)
私は音楽室に向かった。
「ミクちゃん。どうしたの?」
音楽室には音楽の先生
『輝音(きね)レイ先生』
がいた。
「先生…。」
「どうしたの?」
「私…。歌ってもいいですか?」
「…いいわよ。」
先生は私に微笑みかけながら言った。
私は先生の伴奏に合わせて二十分程歌った。
するといきなり先生が言った。
「ミクちゃん、どうかしたの?」
「えっ。どっ、どうして?」
「今日のミクちゃんの歌声が濁ってたから…。
悩み事でもあるの?」
先生は私に聞いた。
「……。実は。」
私は先生に話した。
「うーん。
貴方はカイト君のことをどう思ってるの?」
「私はただの幼なじみにしか…。」
「違うわ。
貴方はカイト君の事が
『好きなの?』
それとも
『嫌い?』なの?」
先生はストレートに聞いてきた。
「私は…。
分かりません。
私には好きなのか嫌いなのかが…。」
先生は溜息を一つして
「今日は帰りなさい。
そして、もう少し悩みなさい。
私に出来る事はサポートする事だけです。
私は貴方ではありません。
だから、決めるのは私ではなく貴方だから。
だから、今日は帰りなさい。
そしてよく考えてから、もう一度私の所へきなさい。」
先生はそう言った。
私は取り敢えず家に帰った。
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6.
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大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
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時給310円
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お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
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「君」の周りは ただ 他人の世界
ああ また ドアノブ何度も鳴らした 「君」
ああ また 些細な言葉に傷つく 「君」
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Spanky Street
深い青だった / feat.初音ミク
星は夜に還る
月は海に還る
鉛には気付かない風
声が教えてくれる
空を飛ぶ鯨は
祈る私たちを見てました
ボタンの違えた
白いビロードに滲み出た
少女の鮮血は...深い青だった(Lyrics)
はるまきごはん
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紅蘭 蝶
その他
ヤバいヤバいヤバいヤバいww
顔がニヤ(・∀・)ニヤなってるww
2008/11/09 16:55:58