幼い頃から ハサミが大好きで

次々と色んなものを切っていく

紙・カバン・洋服

とにかくこの世にあるものすべて

切り刻んでいきたいと

私は思った



高校生になった頃 そんな私に

神様はすてきなハサミをくれた

空・空間・時間

見えないものも切れるようになった

もっと切り刻みたいと

私は思った


切って 切って 切りまくる

もっと もっと 切りたいよ

切って 切って 切らせてよ

もっと もっと 切り刻みたいよ


ある時 私の小指から

何か赤い糸が結ばれていた

その糸を辿って行くと 好きな人に繋がっていた

それから君と私は付き合い始めた

ふと 赤い糸が邪魔だったから切った

すると君は私から離れていった

あれは 運命の赤い糸だったんだ


切って 切って 切りまくる

もう もう 切りたくないよ

切って 切って 切らせないで

もう もう 切り刻みたくない


切って 切って 失った

家族も君も 私自身も


切って 切って しまったよ

私の体と心の境界線を

これでやっと私は

自由になれたんだね

さよなら さようなら

シザーガール

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

シザーガール


切ることが大好きな少女の一生を描いた詞です

閲覧数:31

投稿日:2013/05/03 22:46:51

文字数:499文字

カテゴリ:歌詞

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