白い追憶
あるところに青年と
それに仕えるメイドがいた
メイドは青年に恋していたが
身分の差から内に秘めていた
ある集いで青年は
同じ身分の女性と出会い
女性の強い希望から
婚姻を結ぶ
傷ついてもいい
痛くてもいい
彼のことを想うだけで
自分の身体、心など
どうなっても構わないと
女性は容姿が美しかったが
青年の財産が目当てだった
亡き者にして、家を我が物とする
計画をメイドだけ気づいていた
ベッドメイクを終えた後
女性が青年に「紅茶を入れる」と聞こえ
不審に思うとカップに
砂糖ではない何かを入れた
傷ついてもいい
壊れてもいい
彼のことを想うだけで
たとえこの身を焼かれても
一向に構わないと
青年は少年の頃
メイドに白い花飾りを贈った
その時の気持ちも
嘘偽りはなかった
青年の目の前でメイドは
カップを手元から奪い
迷いもなく口元へと運び
その液体を飲み干した
傷ついてもいい
痛くてもいい
彼のことを想うだけで
自分の身体、心などが
少しでも役に立つのなら
メイドは口から赤い糸を引き
やがて動かなくなったが
その表情は安らかで
酷く嬉しそうに見えた
あるところに青年と
それに仕えるメイドがいた
青年はメイドを強く抱き締め
声が枯れるまで泣き続けていた
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