文月、蒸し暑い夏空 なんでもないような顔して笑ってる
水のボトルの結露、シャツに貼りついた汗 白昼の歩みを止める交差点
行き場のない苦しみを なんとか押し殺して日々を生きてる
無駄と笑われながら、時々考えてる 生まれてきたことの意味とか
君は早くあの人の待つ場所に行きたいのね 小さな頭に手のひらを乗せて
狭間に立つ私は自我を持たないモラトリアム 進む時間を恐れている
夕凪、防波堤を雲に沿って歩いてた
意味なんか無い、それだって良い 形にならない思い巡る胸
もし、この道の先にあなたがいるなら
私をこの広い檻から 解き放してくれるでしょうか?
純粋そのものだった 「君」は過去に陰を潜めて
今を行く私の背中に期待を込める それが堪らなく苦しくて
私が「君」だったあの日 確かに見ていた「あなた」の姿が
今じゃまるで蜃気楼、朧気になっていく 私を独りにしないで
夕立、夏に泣いた海が白波を立てて
押し寄せる苦しさに濡れる私の瞼拭って
もし、この道の先にあなたがいるなら
教えて、この道の答えは 私に解けるのでしょうか?
孤独の夜を越えて、胸騒ぎの朝が来る それを私が望んでなくても
「おいで」って青い信号機 あなたが微笑みかけたようで
くたびれた足に力を込めた
夕凪、防波堤を雲に沿って駆け出した
意味なんか無い、それだって良い 形にならない思い巡らせて
もし、この道の先にあなたがいるなら
私をこの広い檻から 解き放してくれるでしょうか?
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