ルサンチマン
しょげた曇天の空に視線を投げて
「またこれか。」と舌打ちを打つ
悪い予感だけはいつでも当たる
傘をなくした午後の都心
ずぶ濡れやむなし ため息ばかりの
こんな生き方じゃ気も滅入るや
何が悪いのか教えてほしいと
ガラス映る 僕に問う
今日も明日も そう変わりゃしないのならば
僕らに何を見つけ出せるっていうのさ
こんなガラクタばかりの箱の中で
必死に僕は心と対話を続けるんだ
くたびれたスニーカー ほつれたボタン
疲れ顔のトラブルメーカー
笑ってくれるかい? こんな生き様
それでも僕はここに居るよ
何度も転んで 擦り傷ばかりの
心は今も弱虫のまんま
こんな僕だから辛くなるのかな
日がな弱音ばかりさ
カッコよく生きてる未来を描きながら
嘘つきな自分を馬鹿にして蔑んだ
出口の見えない迷路を歩むように
途方に暮れた僕は佇んでいた
「ずっとこんなじゃいけない」とか
「甘えだ」とかもう沢山だ
ほっといてくれ 黙ってくれ
僕はもう疲れ果てたよ
今日も明日も そう変わりゃしないのならば
僕らに何を見つけ出せるっていうのさ
こんなガラクタばかりの箱の中で
…何ができる?
枯れてく仙人掌 根腐れた命が
声も上げられず泣き叫んでいる
今日も明日も雨は降るだろう
僕の傘が何処へいったか知ってるかい?
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