砂漠
目的地もなく行き交う砂の群れ
色のない空に色のない虹を描いている
目にする総てが亡霊のように
容姿も見せずに足音が響く
キャラバンは進む 遠く オアシスを目指して
君は象の背中の上 寝息を立てている
不自然に立つ信号機が目障りだ
赤 青 明滅するそれに立ち止まる
言葉の代わりに手に入れた影は
屍のように息を潜めて
キャラバンは進む 飛び交う電波を避けながら
君は象の背中の上 夢に落っこちた
赤の他人にもそこまで言えはしない
そんな言葉だけ脳に貯まっていく
目にする総てが亡霊のようだ
容姿を失くして そこにあるだけ
キャラバンは進む 遠く 幻を目指して
君は象の背中の上 寝息も立てずに
往け 何処まででも 朽ち果てたままで
失くしたものさえ忘れたことにして
明滅する色 赤 青 只の色
総てを捨て去り何処まででも往け
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