小さな人は言いました
大きな人は言いました
「みんなといっしょに遊びたいな」

小さな人「誰の目にもつきません
誰と話すこともできません
ただただ1人消えるのを待つだけ…」

大きな人「怖がらなくていいんだよ
僕はなにもしないから
追いかけるほど遠ざかる」

いびつな2人は泣き叫んだ
世界の果てで泣き叫んだ
こんな姿でなければ
こんな姿でなければ
私と遊んでくれないかい
僕と遊んでくれないかい
2つの涙が重なった…

小さな人「私の姿が見えるの？
私の声が聞こえるの？
ありがとう見つけてくれて」

大きな人「僕の姿が怖くないの
君を食べるかもしれないよ
そうか君も同じなのか…」

ありがとうありがとう
空に向かって2人は歌う
今日の日のために生まれてきたんだ
ありがとうありがとう
いびつな2人は笑顔で歌う
歌う歌う笑顔で歌う
これは奇跡の物語…

ライセンス

大きく小さな物語

ベンサム

毎日1人寂しく誰にも見つけてもらえずに暮らしている小さな少女と、みんなから恐れられている優しい心を持った大男の物語。
大男は、今日こそみんなに友達になってもらおうと思い村に行くがいつものように追い返されてしまいます。大男は悲しくなり、1人で草むらに寝転がって泣いていました。
するとふと小さなものが動いているのが目に入ったのです。大男はそれをじっと見てみるとなんと小さな人だったのです。
小さな人は大男を怯えるどころか泣いている大男を慰めてくれました。それを見て大男はとても驚きました。こんなに小さいのにどうして私を怯えないのだろう。すると小さな人は言いました。私を見つけてくれたのはあなたが初めてだ。私は今生まれて初めて人と話をしているのだよ。
大男はそれを聞いてさらに涙を流しながら言いました。友達になってください、と…。小さな人は言いました。もちろんさ！

長文すいません！！なにぶん初投稿なもので。
「大きく小さな物語」身長の話をしていて小さい子と大きい子がケンカしているのを見てちょっと書いてみました(゜▽゜*)
まさかファンタジーになるとは…！
まぁなにはともあれ！ベンサムの処女作です！
少しでも誰かに興味を持ってもらえたらと思っています！