タグ：リン・レン

小さな人は言いました
大きな人は言いました
「みんなといっしょに遊びたいな」
小さな人「誰の目にもつきません
誰と話すこともできません
ただただ1人消えるのを待つだけ…」
大きな人「怖がらなくていいんだよ
僕はなにもしないから
追いかけるほど遠ざかる」
いびつな2人は泣き叫んだ...

　
【KAITO＝兄、リン・レン＝双子の妹弟】
　ねぇねぇ兄さん　髪をとかして
　全くお前は世話が焼けるな　（と言っときながらも超デレデレ）
　ねぇねぇ兄さん　早く出てよ
　全くお前は少しは待てよ　（だって水が流れないんだもん）
　ねぇねぇ兄さん　パソコンフリーズ！
　全くお前はメカ音痴過ぎるっ！！...

夕暮れ響く　ひぐらしの声　夏草の杜　波打つ緑
こっちへおいでと　呼びかける声　葉陰の向こう　手招きをする
足下に散る　白く長い枝　乾いた音立て　ポキリと折れる
背丈を越えて　伸びる茅の群れ　根元転がる　白い塊
追い掛ける声　伸びてくる影　何処まで逃げても　夏草の檻
捕まらぬよう　振り返らぬよう　二度...

蓮　～１６歳～
キーン　コーン　カーン　コーン・・・
放課後を合図するチャイムが鳴る。帰りの仕度をする者、友人を会話を楽しむ者・・・
いつもと変わらぬ光景。
俺の場合・・・・
「蓮―――っ！！ゴメン！今日委員会の集まりがあるの！！
終わるまで待ってて？！」
キレイな金髪を揺らしながらそう言って俺に近...

ーリン視点ー
もぉ！なによ！レン君のバカ！！
知らないんだからっ(｀^´o)=3フン
でも、私もちょっと言い過ぎたかなぁ・・・
そ、そんなことないもん。　レン君が悪いんだ。　リンは悪くないもん。
・・・・・・・・・・・・・・　レン君(´・ω・｀)
今何してるかなぁ・・・・・・
ーさかのぼること10分...

レン　～5歳～
ハァ・・・ハァ・・・
ボクは息を切らしながらあの子を見失わないよう
ひたすら人ごみをかきわけてあの子のうしろ姿を追う。
この小さな体でボクと同じくらい小さなあの子を
この花火会場に来ている客をかきわけながら追うのは簡単じゃない。
「ハァ、ハァ、リンっ！あんまり離れるとはぐれちゃうヨォ...

覚えてる？
夏の始まりを告げた蝉が
僕らの始まりの音になったこと
ふと見上げた青空には
大きな入道雲があったこと
吹き抜けた風は思い出を連れて
照りつける日差しは面影を添えて
噴き出す汗と隣りの声は
やはり僕には心地よくて
夏がやってきた...

リン：あの頃は　どうして言えなかったのだろう
　　　『あなたのことが　好き』
レン：あの頃は　どうして言えなかったのだろう
　　　『おまえのこと　愛してる』
リン・レン：本当の気持ちは　表に出なくて
　　　　　　ウソの気持ちは　表に出るの
リン：今言っても間に合うのかな　　レン：本当の気持ち
リン：...

　速報だよ　速報だよ
　今度は初音の大豪邸
　怪盗ＫＡＩＴＯの予告状
　速報だよ　速報だよ
　今度も警部補ＭＥＩＫＯさん
　怪盗ＫＡＩＴＯにやられたよ(やれやれ☆)
　ほらほら騒げ
　今度も俺たち鏡音姉弟
　最高のスクープ独占さ
＊アンタのヒミツ　暴いてやるよ...