愛してる
そう言ってほほえんでいた季節はまた
木枯しに吹かれて 哀しいほど胸の吹き溜り
もうずっと 鳴呼もういっそ あなたのこと

とうに慣れたつもりの顔をして 独りの冬
イルミネーション ざわめきに揺れて 煌く街
雪の予報はまだ先だけれど 心のなか
真綿のような思い出降り積もる 静かに ただ

そう じゃれ合う小鳥の 春めくさえずり
真夏のふたりに 寄せるさざなみ
また 塞いだ耳にも 響いてしまうよ

さよならと
そう言ってそれきりの遠い夜も
木枯しにふるえて 寂しいほど沁みる月明かり
もうずっと そう もうずっと
あなた宛の 愛してるを

もしもあなたと出会わなかったら 心はまだ
愛の夢も涙も知らぬまま 生きてたかな

そう 色付く並木の うららか陽だまり
今では枯葉も ドブの片隅
まだ かすかなぬくもり 憶えているけど

愛してる
そう言ってほほえんでいた季節はまた
木枯しに吹かれて 哀しいほど胸の吹き溜り
もうずっと 鳴呼もういっそ
あなた宛を消せたならと

あなたがいないと 寒さも一際 心は裏腹
いまでもあなたを それでもあなたを

さよならと
そう言ってそれきりの遠い夜も
木枯しにふるえて 愛しいほど沁みる月明かり
もうずっと そう もうずっと あなたのこと

ありがとう
そう言ってほほえんでいよう 季節がいま
木枯しに吹かれて 哀しみの海を渡るなら
そうずっと 鳴呼そうきっと
あなた宛の 愛してるを


***譜割り***

あいしてる
(そう)(いっ)てほほ(えん)(でい)たきせつわまた
こがらしにふかれて かな(しい)ほどむねのふきだまり
(もう)(ずっ)と ああ(もう)(いっ)そ あなたのこと

とおになれたつもりのかおおして ひとりのふゆ
いるみねいしょん ざわめきにゆれて きらめくまち
ゆきのよほおわまださきだけれど こころのなか
まわたの(よう)なおもいでふりつもる しずかに ただ

そお じゃれあうことりの はるめくさえずり
まなつのふたりに よせるさざなみ
また ふさいだみみにも ひびいてしまうよ

さよならと
(そう)(いっ)てそれきりのとおいよるも
こがらしにふるえて さみ(しい)ほどしみるつきあかり
(もう)(ずっ)と そお (もう)(ずっ)と
あなたあての あいしてるお

もしもあなたとであわなかあたら こころわまだ
あいのゆめもなみだもしらぬまま いきてたかな

そお いろづくなみきの うららかひだまり
いまではかれはも どぶのかたすみ
まだ かすかなぬくもり おぼえているけど

あいしてる
(そう)(いっ)てほほ(えん)(でい)たきせつわまた
こがらしにふかれて かな(しい)ほどむねのふきだまり
(もう)(ずっ)と ああ(もう)(いっ)そ
あなたあておけせたならと

あなたがいないと さむさもひときわ こころわうらはら
いまでもあなたお それでもあなたお

さよならと
(そう)(いっ)てそれきりのとおいよるも
こがらしにふるえて いと(しい)ほどしみるつきあかり
(もう)(ずっ)と そお (もう)(ずっ)と あなたのこと

ありがとお
(そう)(いっ)てほほ(えん)(でい)(よう) きせつがいま
こがらしにふかれて かなしみのうみおわたるなら
(そう)(ずっ)と ああ(そう)(きっ)と
あなたあての あいしてるお


※カッコ内は1音を想定しております。

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愛は木枯しのなかで

COBA x5884xさんの歌詞募集に応募させて頂きました。
https://piapro.jp/t/Zh6r

閲覧数:9,473

投稿日:2020/10/22 00:45:58

文字数:1,423文字

カテゴリ:歌詞

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