握った手の冷たさが切なすぎて
振り向かずに走った 駅へ向かう人ごみ

ゆっくりと雲は流れ やがて雪が降る
滲んだ景色も 姿を変えてゆく
街は白に包まれる

寒いなら 会いたいなら 駆け出してゆけるのなら
凍えた身体すぐに暖めて
でも僕は 立ち尽くして 溶けて落ちてゆくのさ
まるで 手の平の雪のように


話したいことは 山積みなはずだって
伝えたいことは たったひとつだけなのに
なんとなく 誤魔化してる

訳もなく 笑い出した 震える胸軋ませて
大人げないままの僕でいい
一人きり 立ち尽くし 凍りつくため息と
舞う雪を眺めていた


訳もなく 笑い出した 震える胸軋ませて
大人げないままの僕でいい
音もなく 夜が明ける 誰もいない街並みを
ただずっと眺めていた


寒いなら 会いたいなら 駆け出してゆけるのなら
凍えた身体すぐに暖めて
でも僕は 立ち尽くして 溶けて落ちてゆくのさ
まるで 手の平の雪のように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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手のひらの雪

閲覧数:337

投稿日:2011/01/07 00:22:59

文字数:409文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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