遅刻寸前のバス停
三人前に君がいた
携帯を触る横顔
ドキドキ眩しくて
初めて繋ぐ手と手
もう君が溢れていく
なびく艶髪ふわり
風が運ぶ君の声
放課後シェイクとポテトで
時間を忘れ話し込んだ
時を止める呪文唱える
君の目に映る僕
冷静を装ったって
ほら君が溢れていく
震える身体重ね
目を醒ますまで側に居て
真夜中過ぎのLINE未読
眠れず駆け出す街中
気ままな猫みたいな君を
たぶんね…愛してる
街も季節も変わる
まだ君が溢れている
足音に振り返る
いないはずの君の声
雨あがり空晴れて
ほら光溢れている
泥濘んだ道ひらり
風が頬を撫でていく
ご意見・ご感想