強情な僕を叩き割って 強かな僕だけ残したい
強張った表情で強がる
「なんてことない」―――なんてことはない

吐き過ぎた嘘は 真っ赤なルージュで塗り潰して
借りてきた温和な子猫の首輪を引きちぎる

“君が嫌い” その一言を
本当にできない弱虫
つよむし子猫が喉鳴らし
嘘吐き、と嗤う

溺れそうな思考の中 嫋やかな君の声を探す
搦めた命綱は腐り もう切れそうだ
―――嗚呼、泣きそうだ

吐き捨てた嘘に 真っ黒な線をいくつも引いて
弱気な本音書き足しても 滲んで消えていく

“君が嫌い” と言う僕が嫌い
本当を怖がる弱虫
つよむし子猫はどこへやら
泣いてよ!と泣きそう な表情で今日も嘘を吐く
本当を言えない代わりに つよむし子猫は尻尾振る
求愛のサイン 気付いて お願い
君が 好きなの!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

うそつき少女

背伸びしてつよむし。
猫を被って子猫を飼い殺す。

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投稿日:2012/04/08 09:28:35

文字数:346文字

カテゴリ:歌詞

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