淡く切り取った春夏秋冬の欠片
窓辺の隅
過ごした日々 重ねた記憶
生命潰えてなお 褪せない
時間を止めた一刹那の
寒凪の夜半
映し絵の齣の様に
揺らめく薄紅の頬
手を伸ばしても触れられないけど
夜の闇 越えて見守ってるから
餞の歌を届けるよ
十二月の流星に添えて
記憶辿っては
失くしたものの重さに打ちひしがれ
夜更けにふと窓開け見上げる
虚空に面影を探した
ひらひら ふわり 風花 舞う
柔らかな声
凍て晴れの月明かり
沁み入る 言の葉紡ぐ
泣けないほどつらく悲しくても
その餞が羅針盤になる
不器用に結んだ星たちが導く先
光集う
日はまた昇りそして沈む
見つけたと思えば見失うけど
泣けないほどつらく悲しくても
その餞が羅針盤になる
不器用に結んだ星たちが導く先
光集う
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