焼けるほど甘いもたつく毎日が
きっと何度も掃いて捨てるほど湧くと思っていた
洗い物かごからあふれていた
ぎゅっと丸く放った洋服は見ないふりをして
練りあげた期待 ひとさじ隠して
そっと目配せ あなたの瞳に映っていた
火の消えた冷たいフライパン
三度瞬き その身が温まりますように
それはよく混ざり合った
濁る山吹の海
元に戻らない 二度と離れない
きっと治らない
それでもあなたの手を取りたい
覚めない夢だけ見ていたい
じっと耐えて産まれたたまごを割りたい
65度で固めた心
ほぐす小匙の背なぞる
焼けるほど甘いもたつく毎日が
きっと何度も掃いて捨てるほど湧くと思っていた
甘い苦いを決める味蕾には
いのちひとつ
紡がれた声を聞いた気がした
あなたの温もりをなぞる
またあなたの眼差しに溶ける
かたまるたまご 歌詞
2023/01/03 投稿楽曲「かたまるたまご」の歌詞です。
こちらはコンピレーションアルバム「おせちLP」収録楽曲です。
楽曲はこちら→https://www.nicovideo.jp/watch/sm41577956
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