「君が目を閉じた もういいよ」って 自己完結
瓶に浮かべた 淡い花は しおれて沈んだ
「僕はもう満足さ あとはどうぞ」 他力本願
夏に描いた キャンパスは 色彩を欠いた
夏は過ぎ 秋が来た そして襲う 冬の凍え
朽ちないで必ず 暖かな春は訪れる
ぷくぷくと 浮く泡 上昇する君の花
海底で 待っているよ 見守って 待っているよ
ぷかぷかと 舞う水中 癒やされる君の花
海は枯れても 泡は消えないまま
大気に溶けてゆくでしょう
「手は離れたから あそこでちょっと」 休憩地点
ケースに入れた 銀の指輪は くすみ歪んだ
「君はもう笑わない 僕ももう」と 感情停止
「とても寂しい 耐えられない 傍に今いくよ」
青葉は過ぎ 紅葉染まる そして襲う 雪の凍え
待っていて必ず 暖かな桜は咲き誇る
ぷくぷくと 浮く泡 浮上する君の涙
暖かな 空気になって 君にきっと 抱かれにゆくよ
ぷかぷかと 舞うココロ 信じた君の愛
生が枯れても 過去は消えない
忘れてしまうだけでしょう
進んで進んで 咲いて 私が背中を押しましょう
泡になって 君の背中を 浮上させる海底
進んで進んで 生きて 未だ遺る君との記憶
泡になって 君の愛情(こころ)を 海底から 見守っていた
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