誰もが踊らされてる 
大して知りもしない
遠くの噂だけが独り歩きしている
揶揄する声が囀る
覚えのないことで
みんな僕じゃない誰かを知っている

古典的なマキャベリズムなんて塵だ
僕の考えは歪められてしまったんだから
本を読んで 本を読んで 意図を読んで
自分の目で確かめて欲しくて
僕を誤解しないで

誰もが疑われる
僕の教えのせいで
いざという時に頼れないから
一度だけと書いた
二度も通じないから
なのに誰も知らないふりをする

冷たい奴なんて嫌われるのも御免だ
僕はそんなつもりで筆を執っていない
話を訊いて 話を訊いて 誰か訊いて
又聞きなんて信じないで
何も正しくないよ

僕自身が離れてく
追いつけない速度で
あまりにも悲しくて泣いてる
悪戯に燃やされて
足早に去っていく
言葉如きが心に杭を打つ

もう
逃げられないと悟ってしまったんだ
風に乗ったお化けたちがわらった
みんな馬鹿だ みんな馬鹿だ 考えないくせに
誰も僕の話を聞かないで、正義面をしている。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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マキャベリ

君主にとっては、できるかぎり「慈悲深く、信義に厚く、誠実で敬虔な」人物だと思わせること、そうしてそうするのが賢明であるかぎり、実際にその通りに振る舞うことが大事である。……マキャベリは、権力を維持するには、厳格で非情なやり方にはなるべく頼らず、より穏健で清廉な振る舞いをする必要があると理解していた。

著:ローレンス・フリードマン 訳:貫井佳子『戦略の世界史 上』日経ビジネス文庫、2018年、129頁

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投稿日:2023/05/31 21:35:28

文字数:436文字

カテゴリ:歌詞

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