あるところに「世界」があって
あるところに人が二人
自分達が何者なのか分からないけれど
とりあえず服を作った

すぐ隣に貴方がいて
すぐ隣で息をしてる
自分達が見えてる物こそが全てだと
信じて進んでいました

雨が降ったら身を潜めて
空が晴れたら遊びに出よう
たったそれだけの事だよ、人生なんて
脈打つ心臓の旅だから

それを「生命」と名付けよう
朝起きて寝るまでのその間を
それを「日常」と呼ぼう
貴方がいる事もその中の一つでしょう?
この日々の全てを「永遠」と呼ぼう

あるところに丘があって
その向こう側に海があった
自分達が何者なのか分からないけれど
とりあえず休んでみた

すぐ隣に貴方がいて
すぐ隣で笑っている
この先全てが続くものなのだと
信じて駄弁っていました

夜になったら火を付けて
朝になったら顔を洗おう
たったそれだけの事だよ、人生なんて
重なる鼓動の旅だから

それを「平凡」と名付けよう
年老いて息が浅くなる日々は
それほど歳月が巡った
貴方もきっと同じなんでしょう?
この先の全てを「寿命」と呼ぼう

今更なんだよ
始まりがあれば、終わりもいつか必ず来る事
そのまま息も忘れて
思考も止まって
君が言葉を発しなくなった
何をすれば良かったのかな

それを「当たり前」と呼べないよ
それが「普通」だと思えないよ
何かを言うにはあまりに遅過ぎた

それを「人生」と名付けよう
やがて自分の終わりを悟ったら
それが「現実」なんだよ
白くなる視界で最期に見えたのは
いつかの君の姿だった

そして次に見える人生を過ごす事を
「生まれ変わり」と呼ぼう
そして最初に会ったその人に
名前を聞いてみるんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

名付け師の輪廻

貴方の名前は何ですか?

全ての名付け親の生まれ変わりのお話です。

閲覧数:50

投稿日:2024/01/07 19:10:43

文字数:710文字

カテゴリ:歌詞

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