海辺の小屋にひとり
今日も暑い日がくる
靴音ひびく闇で
それがあなたと分かる

一緒にいる、その人だぁれ?
去年まではいなかったわ
そうね、あなたは
外の世界で生きているのよね

ねぇ誰か
ここからわたしを連れ出してくださいな
わたしの声が聞こえるなら
わたしに外の世界を見させてくださいな

触れもせず 声もなく
あなたは帰ったのね
水も笑みもくれずに
きっともう来ないわね

もうどれくらい、経ったのかしら?
夏も冬も繰り返すだけ
わたし、いまだにひとりのままで
ここで生きている

ねぇ誰か
ここにいるわたしを見つけてくださいな
わたしの姿が見えるなら
わたしに新しい水を与えてくださいな

 わたし、いつまで生きられるかしら?
 花瓶の水も枯れてしまったわ

ねぇ誰か
ここからわたしを連れ出してくださいな
わたしの声が聞こえるなら
空と海の青さ教えてくださいな

ねぇ誰か
ここにいるわたしを見つけてくださいな
わたしの姿が見えるなら
わたしを土の中にうずめてくださいな

 生まれ変わったら
 もう一度逢いに行きますわ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

届かないもの

夏、死すべし。

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投稿日:2011/07/16 11:13:38

文字数:465文字

カテゴリ:歌詞

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