『彼女』が寝ている間に"此処"(または『彼女』のHOME)で『俺』は時間の間隔も忘れて自堕落に暮らす。
"此処"は『彼女』曰わく病院らしい。
自分の生まれ育ったHOMEを「世界」「他人」と切り離し、時々取り留めもない"家族"の一言一言に被害妄想ヨロシク傷付いてみせる。
自分だけが不幸な面をして、自分には出来ることなど何もないと卑下して、正直なところ、『彼女』も『彼女』の両親も"何一つ気づいてやしないのだ"
『彼女』は人間だ。
酷く脆弱で脆くてゆっくり、ゆっくりと真綿で"誰か"の首を締め付ける様な異常者だ。
『彼女』の性別への憤りによって俺は生まれたのだろうか?
ならば、『彼女』を誰よりも男らしく、女らしく世話を焼くのが俺達の居る意味なんだろォぜ。
そんなに固く考えんなって…お前だって「俺」だろう?
「俺達」はな、『彼女』と本当の夏を十回過ごしたい。
「俺」はいつまでも君に一マイル届かないから、「俺」の代わりに竜胆を贈るよ。花言葉は知ってるよな?体だけなら許すけど心までは許さない君のそんなところが好き。罪悪感と少しのアドレナリンで笑う君は世界一醜いのかもしれないね。
何度目かの一ページ
駄文、それでも『彼女』に"俺"を見て欲しかった。『彼女』は『彼女』の"箱庭"で自由だけれど、いつまでもそうはいかないんだ。
少しでも『彼女』のちっぽけな"世界"が広がりますように。
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想