宵の刻 終わる夢 沈み塗れる果て
さもあらん これこそ 仕舞い
夜の虹 未来無き歩みに力無し
行き(息)詰まり 叫び縋る 先は無し
消える感覚に 暴れる絶望よ
見果てぬ闇は永劫たる檻
こんなことならば 魂ごと飲めよ
一体全体 何の罪が圧し潰すんだ
黙り込む光 剥がれ落ちる意思
闇溺れば逝きて 悉く闇
薄れ飛ぶ自我も 慟哭と燃える
とおりゃんせ、とおりゃんせ 早く、早く 消してくれ
解の望(かいのぼう) 諦観は 敬虔なる破滅
祈る手は 朽ち堕つ運命(さだめ)
涙の跡 爆ぜた奥 救いの夢痕(ゆめあと)に
もう見えぬ かけがえのない思い出
嗚呼
必衰の理 盛者の業
常にあるべし 風前の灯(ひ)よ
生者の祈り 死者の祈り
人は人たる所以に人であるが故
死ぬために生きている 生きるために死んでいくのか
巡り巡る法の上 廻り廻り往く、輪廻のまにまに
もし果てがあるなら、人は何処へ向かうのか
今はただ、輪廻の渦に擲って そのまにまに
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