長き宵の淵に
月さえ 目蓋伏せて

地に積もりし 願いが
永久を唄う

燃える馬の群れも
東風と共に 去りゆく

潰えた声 繋ぎ
細い道を歩けば

過ぎし花も いつか
芽吹き 咲き 実を結ぶ

兵士 駆く
夢は 未来へゆく

両手に 鉄の
祈り 携え

見よ 翻す旗の蒼し


注ぐ陽の温もり
膚に 刻みつけて

空仰ぎし 我等を
往く鳥が笑う

萌ゆる緑を追い
雨は軈て 降り敷く

戦船の 灯り
千の波を越えれば

流る星は 彼方
海の 果て 身を爆ぜる

将器 成り
夢の 終焉知らず

両手に 鉄の
祈り 携え

見よ 翻す旗の蒼し


王座よ
夢を 次代へ継ぐ

両手に 鉄の
祈り 携え

見よ 翻す旗の蒼し
見よ 翻す旗の蒼し




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(以下、読み仮名)


ながきよいのふちに
つきさえ まぶたふせて

ちにつもりし ねがいが
とこしえをうたう

もえるうまのむれも
こちとともに さりゆく

ついえたこえ つなぎ
ほそいみちをあるけば

すぎしはなも いつか
めぶき さき みをむすぶ

へいし かく
ゆめは さきへゆく

もろてに くろがねの
いのり たずさえ

みよ ひるがえすはたのあおし

そそぐひのぬくもり
はだえに きざみつけて

そらあおぎし われらを
ゆくとりがわらう

もゆるみどりをおい
あめはやがて ふりしく

いくさぶねの あかり
せんのなみをこえれば

ながるほしは かなた
うみの はて みをはぜる

しょうき なり
ゆめの さきしらず

もろてに くろがねの
いのり たずさえ

みよ ひるがえすはたのあおし

おおざよ
ゆめを さきへつぐ

もろてに くろがねの
いのり たずさえ

みよ ひるがえすはたのあおし
みよ ひるがえすはたのあおし

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

天の旗蒼し

兵士の間でうたわれるような、戦歌をイメージしました。

7/1 読み仮名追加しました。
9/2 曲に合わせて歌詞を推敲バージョンを追加しました。

閲覧数:803

投稿日:2017/09/02 10:54:01

文字数:837文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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