日暮れ後の大好きな時間
西から夜へ向かって染まるグラデーション

いつの間にか灯る街の光
そのひとつひとつが人が作ったものなんだ
光のでき方なんて知らない
だけど君に伝えたくて
開く携帯が今
包んだ手の中夜を溶かす


小さな頃は大きな声で
好きなものを好きだって言えた
だけど今はなぜかしら
言葉にするのが怖い

しま猫の背中に落ちる金色の日だまり
駅の雑踏がたまたま刻んだ面白いリズム
冬と春との境目の匂い
立ち入り禁止の屋上でみんな好きだって歌いたい


きみは変なヤツだって思うかな
今日こそはたずねてみたいな


小さな頃は大きな声で
好きなものを好きだって言えた
だけど今はなぜかしら
言葉にするのが怖い

夏一番に開いた朝顔
透き通る空から降り注ぐ葉音
心からのおはように
返ってくる君からのおはよう

わかってる今はそうだよ
君に嫌われるのが怖い


日暮れ後のグラデーションが消えた
この街で星空は微か
人ばかり鮮やかに灯りを掲げる
わたしの光はとても小さくてこの手の中滲んでいる
君に向けて並べた言葉は
いつも当たり障りなくて
本当に言いたいことじゃない

今日は少し勇気を出して
書いてみたよ好きなものについて

いちばん好きな君のこと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ポジティブ・ライト

ちょっと変わった人の歌です。

閲覧数:251

投稿日:2011/01/31 22:36:15

文字数:531文字

カテゴリ:歌詞

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