-A
ただ 眺めるだけだった 電車の窓から見た海は
こがね色に輝いて まるで 溶けた宝石(いし)のようだった
海の 向こうへ旅立った 高く広い背中を想う
境界線へ沈んでく 太陽は 熱く燃え消え
そしてまた火を燈す

-B
きっとあれは 誰かを想う 全ての人の 涙だった
やっと君に 気付く僕の 命は未だ きっと鉛(なまり)色

-S
あの海に漂うのなら 幾千もの想いが導く
優しい夢の中へ きっといけるのだろう
あの海に消えるのなら 幾千もの涙が誘う
寂しい夢の中へ 呼んでしまうのだろう

-C
誰かと溶けようか 誰かを残そうか
涙を溶かそうか 涙を拭おうか

-A
ただ 苦痛なだけだった 電車の空から流る雲は
太陽を隠して まるで 泣くなと叱るようだった
蜘蛛の 巣の糸が捉えてた 水晶玉の雨粒達は
数えきれぬ程の 涙で 乱反射して僕になる
そして今水を呼ぶ

-B
きっとあれは 何者でもなくて 全ての人の 涙だった
やっと意味に 気付く僕の 命は今は きっと灰煙

-S
この海へ漂うのなら 幾千もの想いで導こう
優しい夢の中へ そっと誘ってあげよう
でも海に消えるとき 幾千もの僕が囁くよ
君の涙が沈む時 誰かの涙が僕になるのさ

-C
涙に消えようか 涙を遺そうか
ごとごと揺られて 今日も歌おうか
誰にも聞こえぬ歌を 沈んだ涙の歌を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

涙唄

涙の海と、沈む人と、浜辺に遺された人。

涙の海そのもの
前のバブルハートと繋げたい。(希望)

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投稿日:2012/07/26 18:23:27

文字数:575文字

カテゴリ:歌詞

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