白く光る波を見ていた
1つ咲く浜昼顔 青 入道雲
脳に焼き付いたイメージ
風が悪戯にさらった帽子 夏の幻

揺れる向日葵 カモメの声
パステルの風景画に君を描こう
抑えきれないリンケージ
飛行機雲と水平線が 切り取る世界

変わりゆく季節 変わらない距離に 少し背伸びして 歩幅も大きく
少しだけ前を 歩く君の背に 追いつけるように 手を伸ばした

連れて行ってブルートレイン 声が届くなら
君と視線が重なる その高さまで
少し驚いたように 笑うその顔を
他の誰より近くで 見つめていたいから 


伸びた影が僅か触れ合った
暮れる空 涼風の音 沈む太陽
砂に預けたメッセージ
夏がまた一つ溶けて僕らに夜が来る

「一番きれいな空を見よう」
二人 抜けだした渚 プラネタリウム
密か交わしたエンゲージ
謳う 星の声と潮騒 鼓動のドラム

過ぎていく今日と 続いてく明日と 駆け抜けた昨日 全部持っていくよ
溢れそうになる 「好き」ともどかしさ 少しの悔しさ 忘れないよ

追いかけてくブルートレイン とある夏の夢
未来へと届くまで 走り続ける
「次は来年の夏だね」  微笑む君に
「きっと会いに来るよ」と 小さく呟いた

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ブルートレイン

yutarochan様の歌詞募集に応募させていただこうと作詞しました。

とても爽やかな音楽で、拝聴したときに、「夏」「渚」といった情景が浮かんだので、それをベースに作詞しました。
季節は夏から秋にかけてです。
少し遠くの砂浜で偶然出会った年上の女の子に恋をした男の子、限られた時間の中での淡い恋、といったテーマで作詞しました。

風景の描写を多くして、世界観が想像しやすくなるよう心がけました。

「海が見える場所への寝台列車の旅」ということと、「少年から青年への成長」を重ねてタイトルを「ブルートレイン」にしました。

閲覧数:201

投稿日:2015/04/28 11:10:12

文字数:509文字

カテゴリ:歌詞

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