こんばんはという
声がしてドアが
開いて誰かが
ちょこっと顔を出す
どちら様ですか?
言いながら僕は
玄関に出向き
彼女と対面
会釈して 手紙を取り出した
「お手紙を 持ってきたのです」と
セピア色 古ぼけた封筒
封を開けると 懐かしい香り
便箋の上に
跳ねる稚拙な字
元気でいますか?
今何してるの?
あれ、これは僕の
未来への手紙
消えかけた僕の
過去の記憶集
どうして この手紙持ってたの?
「十年が 経ったから渡しに
来たのです」 ありがと、じゃあ僕も
未来の僕へ 手紙を託すね
(ひらがな)
こんばんはという
こえがしてどあが
ひらいてだれかが
ちょこっとかおをだす
どちらさまですか?
いいながらぼくは
げんかんにでむき
かのじょとたいめん
えしゃくして てがみをとりだした
「おてがみを もってきたのです」と
せぴあいろ ふるぼけたふうとう
ふうをあけると なつかしいかおり
びんせんのうえに
はねるちせつなじ
げんきでいますか?
いまなにしてるの?
あれ、これはぼくの
みらいへのてがみ
きえかけたぼくの
かこのきおくしゅう
どうして このてがみもってたの?
「じゅうねんが たったからわたしに
きたのです」 ありがと、じゃあぼくも
みらいのぼくへ てがみをたくすね
時空を超えて郵便屋【曲募集】
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