yowamusi

A
両の耳に差した イヤホンから流れる

儚い曲 あなたのお気に入りだった曲
B
君の浸る世界　その外側では雨
髪はしっとり濡れて 霧雨は降り続く

A
コーヒーを飲んで 目をぎゅっとして
絶対に泣きはしないから

B...

＜Ａ＞
目を閉じて　耳澄まして
ほら聞こえる？　竪琴の音色
凜とした　優しい音
はるか遠く　宇宙の響き
＜Ｂ＞
水たまり　暗い道
寄せる波や　心の隙間に
流れ来る　音楽は
あなたを包んで　たゆたう...

＜Intro＞
いつでも 隣に立って
私に 笑いかけては
優しく なでてくれたね
あなたは
今どこにいますか
＜Verse i＞
茜　に 染まっていた空
次第　に　黒く変わって
私　に　過去の記憶を...

階段
少し先
行く彼見てたら
切ない
感情が
固まる胸の底
扱い方なんて
さっぱり分からない
仕方ないから
とりあえず...

爪の先からね
流れ出ていった
私の気持ち全て
転がってたビーカー
入って溢れて
また流れ始めるの
雪色の思いは
静かに積もり溜まってそして
暖かな空気に溶けていくよ
雪解けみたい...

＜Ａ１＞
夢見る
力いつの間に
消えてなくなってた
以前はきらめいてた
なのにね
今では
すっかり色褪せて
どんより淀んだ
モノクロの画像しか...

開いた絵本のページ
そばで眠る子供たち
頭を撫でている
お母さんの手
ああ緩やかな時間
とある町のおうちで
月の光る夜のこと
寝静まった世界
星は歌うよ
おやすみの子守歌...

鳥のようにもし
青空を泳ぎまわれるのならば
星をついばんでみたい
窓辺で夢を語る私に
君は微笑む
「僕の魂の代わりに羽を
さずけてくれるよう神様に
お願いしてきてあげるよ、名案だろう？」
でもだってだってね
羽があったら...

身体的な汚れ街を覆い尽くしてく
大気汚染・酸性雨などなど色々
傷だらけで包帯ぐるぐる巻きの
まぬけな姿でほっつき歩くアナタ
なんだかな
いくら汚れたところで
周りも汚れているんだから
別に大した問題じゃないでしょ、そうでしょ　ねえ
アナタも私も、ほら
薄汚れたただの人形...

空はどこまでも高く
海は深く透き通り
風は木立を駆けてく
美しすぎる世界で
僕らは蠢く
宇宙人の侵略とか
小説の中の戯言
想像の産物だった
はずなのにいつの間にか、ほら！
どこからか混入した...

彼女達と私の間に
違いなんてそんなにあるかな
競ってることはおんなじじゃない
偏見とかは捨ててほしいな
どっちだって　歌が好きで
肉声じゃないテクノなサウンド
かわいい系からカッコイイ系まで
幅広い曲歌いこなすよ
ほらね、そんな違いないでしょ？
私だけを毛嫌いしないでよ...

スプーン
手が滑ってつい
落としちゃったの
コーヒー
飲んでそっと吐息
最近いつもこんなだな…
会いたい
気が付くとこればっかり考えて
どうして
君は耐えられるの...

記憶たちは流れてしまうけど
隣にあなたがいたことは忘れないよ
手紙を綴れる指さえ
持っていない私
だけれどいつかこの星の命が尽きる時
最後まであなたの傍にいるから
いつかこの星に終わりの時が来たならば
ありったけの思いをあなたに伝えよう
一瞬だって忘れない熱い気持ち
心の奥に秘めてる...

微かな風に
運ばれ　呼ぶ声
行かなくちゃ
ここでない
どこか遠くへ
肌寒い霧雨
もうばいばい
右手出し
前向いて
進んでいくよ...

嫌んなっちゃってさ
家出　で・で・で
あてなんかなく
路頭に迷う
宇宙の隅
とある星で
起きた小さな大事件
どうしましょ
お腹も空いたし
ああ　宿題もやりかけだったな...