執念深い陽炎は
あらぬ妄想突き付けた
鉛色の雲の行方
見詰めてた

憧れた 煌(きら)めきは
見失ったワンダーランド
焦点も合わぬまま
吹き飛んだ蜃気楼に
触れようとした
満たされず 取り払えないから

甘く淡い誘い文句
余力も気力もどこかで燃え尽き
わたしを捧げた

幼き頃の落描きは
夢の世界を見せ付けた
褪せて枯れた 塵芥(ちりあくた)が
甦る

語られた物語
迷い込むミラーハウス
来た道も見えないな
見回せど甲斐もなくて
広がっていく
果てしなく 群れを成した虚像

ほろり苦く崩れ溶けた
重ねた記憶はどこかで途絶えて
刹那に耀く

残照に似たほとぼりは
馬鹿な空想押し付けた
鉛色の雲の隙間
見詰めてた

頽(くずお)れた手の中で
弾け飛ぶワンダーランド
クルクルととめどなく
残骸と掻き回され
混ざり溶け合う
不確かな 不器用な未来が

辛(から)く痛く染み込んでは
理由も忘れた傷痕が疼く
わたしは 迷い子(ワンダラー)

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

夢の国とワンダラー

そこは思い描いた世界ではなくて。

teflap様の歌詞募集に応募し、採用して頂きました。良かったら聴いてくださいね٩(>ω<*)و
http://piapro.jp/t/1Fqr

閲覧数:227

投稿日:2017/02/03 23:15:00

文字数:418文字

カテゴリ:歌詞

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