人の不幸は何より蜜の味
これはホラとか比喩の類じゃない
ボクは心を狩り食うインヒューマン
何処にでもいるしがない神様
ボクの主食は人の「悲しさ」
肥えるまで無作為に祟るのは
辛い目に遭う彼らを見ずとも
この小腹を満たせるからだった

ふと目に入る
祈った彼らの目
こびりつく表情は

簡単な事など
どの世にもありゃしないね
今だってどうも割り切れないままで
箸を置いている
背徳と えも言われぬこの子の表情に
ただボクは蝋を溶かし切る前に逃げる
これ聴いてるそこの君
キミならどうするか教えてくれないか

あ ひぃや ぱらっぱ
とぅるる ぱ ぱ とぅ ぱらっぱ

彼はそういうものだとボクを諭す
気付かなかったのかとボクを腐す
彼も心を狩り食うインヒューマン
彼はやましい所なく
生きてるみたいな大きな声で
ボクの悩みを笑い飛ばすんだ
「お前…人間なんて家畜だろ?
何、感情移入をしてるんだ?」

分かっているよ ボクがおかしいんだ
心なんて移り変わってゆくものじゃないか
いつまでも今日が続かないように

何言っても腹は減ってしまうんだ
ボクは誰かの不幸の上に立っている
忘れないように

人間達が出すメーデー
須くボクのせいで
せめて忘れぬ事でしか
報えないね

ボクなりの拙い、人たちへの片思い
今ボクは人が祈ってる意味を知る
少しずつ折り合いを付けるインヒューマン
どうしたって向き合わなきゃ
いけないことだから
悲しみの理由を理解して食べている
これ聴いてるそこの君
苦しむ僕にどうか赦しをくれないか?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

インヒューマン_歌詞

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投稿日:2021/10/13 17:09:56

文字数:656文字

カテゴリ:歌詞

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