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ボクのキモチ
「聞いてくれる?」
「はい、どうぞ」
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「世界で一番愛してる」
僕は思うんだ
この言葉の意味が
「この世界中で誰よりも僕が君を愛してる」
じゃなくて
「この世界に存在する全てのものの中で僕は君を一番愛してる」
だったなら
この言葉から嘘は無くなるって
だってそうだろう?
君を一番愛してるのは君の家族じゃないのかい
違うのかい
愛し愛され育った君なら
それが分かるだろう
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君に伝えたいことがあります
とってもとっても
だけど恥ずかしいです
でも言わなくちゃ
「僕は君を愛しているのです」
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伝えたい思いは沢山あるのに言葉に出来なくて
誰かよりも上手い言い方なんて分からない
だから、ありがちに下手くそな発音のアイラブユーを贈るよ
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強がりな寂しがり屋は
ずっと寂しいままだよ
こっちにおいで
ラブで包んであげるから
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脈打つそれは貴方を想う私の証
私の愛を信じられないと
泣いた君に見せてあげたい
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ねえ あの歌詞のように
私は君を愛してる、と
伝えたならば どうする?
柔らかい声音で
ありがとう、と言ってくれる?
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何度言えば伝わるの
もしかして
もっと愛を囁いてほしいの?
あら 欲張りなのね
じゃあ あと百回囁くから
ちゃんと聞いててね
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貴方が手に入れば
私は他のものなんて要らない
ねえ、私の瞳を覗き込んでよ
まだ嘘に聞こえるの?
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さようなら さようなら
恋愛ごっこは終幕です
バイバイ 寂しいけれど
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皆には秘密で
こっそり私だけに
とびきりの愛情を下さい
私も愛情をお返しするから
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甘い声でお願いなんて言われたら
応えるしかないでしょう
君を甘やかすのが僕の専売特許
▼(ラブラブソング)
君は変わってる、少しだけ
そう 少しだけ、変わってる
黒いPコートのボタン、取れかけてるよ
ていうか左肩に掛けた茶色い学生鞄、ボロボロだし
赤いチェックのマフラー、鼻まで埋めて
寒いなら右手だけ手袋はめるのやめろよ
「左手はアンタが温めてくれんじゃないの」っていきなりデレデレすんなよ
普段はおすまし 高嶺の花ってやつのくせに
照れ臭くなって繋いだ手を離した
ラッキーと名前の付いた白うさぎ
そんなイヤーマフいつ買ったんだよ
可愛いじゃん 似合ってる
でも、それ耳垂れてね?不良品?
「ロップイヤーだよバカ」って何それおいしいの
俺より物知り 補習に追試に追われてるくせして
革靴鳴らして「今日は何処へ行こうか」
学校だろ 「放課後の話よ」
なぁ、皆に夫婦漫才って言われてるの知ってる?
春は悩ましげな横顔
「寂しい季節ね」って詩人かよ
夏はヘタレて
「暑いの駄目なの」ってポカリ飲む
秋は最後の大会
デカイ黄色い声援くれてさ
冬は雪投げ
二人して風邪を引いたな
今日、頬をピンク色に染めた君の薬指に銀色の輪っかを通すよ
きっと老けても側に居るから
色々なお前を見せろよ
「プロポーズ…?だっさ!」
黙ればーか 一言お「好きだよ
最後まで言わせろばーか
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「思うだけで届けばいいのに」
伝えることが難しすぎて
臆病な僕は願ってしまう
君は簡単に愛を囁いてくれるのに
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伝えられなかった言葉の方が
伝えられた言葉よりも多くて
ボクは悔やむ毎日
好き、好き、好き
心の中では何回も叫んでいたのに
どうして全て吐き出せなかったのだろう
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僕の気持ちは両手に収まりません
零れ落ちる前に
貴方に届けたいのですが
受け取ってくれますか?
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