春の曙
夜明けの前に伝えておくれよ
君が遠く離れていくまでに
ぼやかされたな また何回目なんだったか
うずもれてしまう 堂々巡りの掌 広げたら
桜が咲いたら 当分は会えなくなるかもな
なぞらえた花びらと音盤のストーリー 抱きしめていた
四畳半くらいの部屋でそっと歌うよ
口ずさんでたあの日の 淡い青色
車窓に浮かべた君の目
振り返しても 遠ざかる思い出
夜明けの前に届けておくれよ
君が遠く離れていく前に
何もないとさ 言えれば正解だったか
「もしも」を増やしすぎてパンクするね
何でもないからね
砂粒みたいな都会の中で謳う
不器用でも四畳半のブルー
電波に乗せるよ
待っていて必ず 約束だ
強がって大きくはためかせた日
拙い言葉 紡いだって構わない
君が遠く離れていく前に
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