うしお

本懐
どこの馬の骨かもわからないのに
説教たれたがってたい　保守的なユー
本質だとか至高だとか置いてて
言い負かすことを本懐にしてる
論　論　論　論　ウォーター論理ばっか
行き当たりばったりで正義になるぜ
ねぇ　ねぇ　ユーユー　足元掬われんよう
気をつけたほうがいいぜ
明日は我が身なんだ　ねぇ...

かいかぶり
昏倒するくらいの買いかぶられた拍子
見失うくらいに売り飛ばした証明
猫かぶる表層　白々しすぎるね
リマインダーの日付は先延ばしたがりだね
リメンバーなんて軽々しく垂れ流してるの
アイラブユーなんて1円以下に成り下がるの
アイワナビロング　受け売りの横文字ふかしながら
惰性感で闊歩するよ　...

ていへんだ
仲間に入れないや　悪いことしとらんのに
少し違っただけで　のけもんにされがち
抗うこと出来ず　閉じこもりの逃避
世間体がうんぬんかんぬん　
犯し食い散らかす
ままならぬ理不尽を買い叩かれてるんだ小生
テイヘンテイヘンなんだ　ヘロヘロなんだ
穴ぼこの目に映るのは何だ
テイヘンテイヘンなんだ...

トリマキシティ
風切って歩きだして　
遠巻きに見つめる　ショウウィンドウの誇張を
爪弾きされてゆく　
ニッチもサッチも　通り過ぎるだろ
煽る邪推まみれ　傍観者知らんぷりだらけ
キレイ事言う割には　つりあってないじゃない
ため息混じりの労　舐め合いでフェイクショーをしよう
虚しいだけなのは　わかってる...

懺悔に花束
跡形もない　季節は流れ　
背丈ばかり追い越したな
時は止まってて　凍りついた
美談で済まされるわけじゃないのにな
鮮明に覚えてる　綺麗事に流された本音を
口には出せなかった
地図は途切れてる　旅立ったその日から
すべてが止まってるよ
見送ること　出来なかったな...

春の曙
夜明けの前に伝えておくれよ
君が遠く離れていくまでに
ぼやかされたな　また何回目なんだったか
うずもれてしまう　堂々巡りの掌　広げたら
桜が咲いたら　当分は会えなくなるかもな
なぞらえた花びらと音盤のストーリー　抱きしめていた
四畳半くらいの部屋でそっと歌うよ
口ずさんでたあの日の　淡い青色...

誰が為の歌が鳴る
誰が為の歌が鳴る　まだ胸の奥に
あなたにも届いてくれたらいいな
こらえた言葉　一人歩いて
路地裏の角　曲がってくだろう
棄てられたトタンに座る猫
訝しげそうに　鳴いた
今に崩れそうな体を
ほっと推すことだけしかできないけど
今日もどこかでささやいてるはずだろう...

フリーアズアバード
吐き捨てられる　有象無象から
手のひらばっか裏返る
今ここで飛び立とうものなら　
規律を壊せるか
花瓶になっても　上の空だろ
「何もない」とさ　それだけ言えばいい
見てくれだけ
オトナは皆　箱庭を守りたいだけ
理不尽だって...

シオン
花にのせた言葉　波にさらわれるように
名前もない感情線に　なぞらえたんだ
知らないふりを続けたら楽なんだってさ
多くは望まないけれどね
出会う以前の頃に舞い戻れたら
忘れることもないだろうか
かけ違えったって　見ないふりばっかで
猫を被って　気を逸らす
離れ離れ...

やさぐれスウィング
きっと　誰もわかっちゃくれないさガキのこと
まるでまるで世界から見放されたかのよう
しめ出されたの偶然なのに　何をしたって言いたいのに
ララララララ　やさぐれてアンニュイ
消えちゃえよ　アイツら
ヤダヤダヤダヤダ　ヤダヤダヤダヤダ
ふらつきたい
まだまだまだまだ　まだまだまだまだ...

ハキダメシティ
僕は君が嫌いだと　それだけ言っておけば楽だな
後腐れなくバッサリ　
わかりあえないバカ試合　掃いて捨てるほどあり
取り巻きはごきげんになり　
　
相容れない　知らんふりさえすれば
壁紙　とっかえひっかえ
綺麗事すらたぶんね　トレンディ至上主義
綱渡りの勇者より　つつくほうが楽だ...

歪コンフューズ
鋼がゆれる　初速はいつも焦燥
TS-9を押下　どこへでも飛んでいける
ルサンチマンためた　道化師がごろついた
ハキダメとなって　消えていくのだろうかな
夢見て凍りつく街　迷える子羊
やるせないゆがみが
冷めきったビルの隙間　なにか見つかりますか
もがいていよう
ニヒリズムを拝聴　いき...

WALK
歩く道のりが　ななめに霞んだとしても
立ち止まれない
凍えるぬくもり　くるまっていても
はじまるわけじゃないから　ねぇ
待ちうける未来が　酷く
薄汚れていても　進めよ
後ろには何も無いから　さぁ
旅の終わり　そいつだけでも
靴の結び目　結び直し...