一見きれいに　見えてしまうこの世界
　でも私には　綺麗事にしか　見えない

時は平安　貴族の子として　生まれ育った
使いの者は　今日も変わらずに　姫さまだって

あしたになっても　この景色[色]は　
ずっと　きっと　変わらないでしょう

夕暮れの町の中　かけだして
　かけだす私の手の先に　一匹の蝶
夕暮れの町の中　かけだして
　かけだす私の手の先に　一匹の蝶
手の先からこぼれた　蝶の舞


一見素敵に　見えてしまうこの町が
　でも私には　がらくたばかりに　見る

夕暮れの中　声をかけてきた　一人の男
とても綺麗な　丸い筒を出して見せてきたの

ガラクタ溢れた　この世界を
いっそ　そっと　逃げてしまおうか



色鮮やかな景色[色]が見えるこれは何？
蝶が華麗に舞っている　
玩具の名前は「マンゲキョウ」
見えたものは何ですか？　
「これは玩具じゃないさ」　
「君が求める世界さ」　


舞う蝶　わたし
君ずっとこの世界の中で
孤独なのですか


嗚呼このまま永遠　２人でいようか　
　　『それはダメよ
　　あなたにはやることが今あるから』

この世界にいるより　ココがいい
　　『君はきっとココもガラクタにして　しまうだろう』

もう暗い町の中　かけだして
　かけだす私の手の先に　一匹の蝶
　手の先からこぼれた　蝶の舞