それから数日後…

何だか谷ちゃんがいつも以上に騒がしい。

美月やその他の子にいろいろなことを言ったり聞かれたりしている。

気になって聞いてみた。

「どうしたん?」

嬉しそうに顔を綻ばせ聞いて欲しそうな顔をする。

「ちょっとねー、あったんすよー」

「ん?何がー?」

「柴森って知ってます?」

柴森…1年のバスケ部の?

「一応…その子がどうした?」

待ってました!と言わんばかりの顔で

「告られたんすよ」

嬉しそうに話す谷ちゃん。

驚きを隠せないまま、図々しく聞く。

気にする様子も無く話し続ける。

「で?どうなったん?」

「OKした」

「じゃあ付き合ってるってこと!?
意外すぎてびっくり」

柴森はサバサバしている子で
恋愛なんか興味なさそうな感じがして
意外すぎて驚きを隠せない。

(まさか…自分から告白するなんて…)

谷ちゃんはすごく幸せそうな顔をしていて

私は素直に

「おめでとう」

とお祝いの言葉を捧げた。

「あざーっす」


この時はまだ何も思ってなかったのに…。




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【Promise...】Ⅶ

閲覧数:23

投稿日:2011/07/21 00:38:42

文字数:468文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました