ATEKAHELLVITASNA OZGA DISBANIZEPILIFIA
(アテカへルヴィタスナ オズガ ディスバニゼピリフィア)
昔々の物語
時に埋れし物語
争い耐えぬ 戦の世
赤の王国と青の王国は 長い長い争いを続けていた
赤の王国は 隣の青の王国に攻め入った 他の国をも従えようと
青の王国は 隣の赤の王国に攻め入った 支配されまいと
民は皆 ああ ただ大きな2つの国の行く末を 見守るばかり
あらがえぬ 大きな渦に のみ込まれながら
戦禍に飲まれた民人の 長い悲しみの雨 降り続き
幾つ 幾つもの 夜を越え
真白い鳥 空 横切ったある日
ついに青の王国は 赤の王国に勝利した
高らかに響く ときのこえ
たちこめた暗雲は晴れ
終わりなき夜がついに沈もうとしている
誰もが望む 平和の到来に
民は皆 ああ 昨日と異なる涙を流し そして笑いあう
晴れやかに 高らかに
赤の王国には まだ多くの力が残り
青の王国の勝利は 多くの犠牲の上を強いられて
民は皆 ああ ただ王を仰ぎ見た 青の王は静かに言った
(あらがえぬ 大きな渦に のみ込まれながら)
「 赤の国を殲滅せよ 」
再び争いが起きぬように
これが 最後 となるように
王の命は絶対で 青の兵士は王に従った
人々は最後の争いに 祈りを捧げた
聖戦を掲げ 青の旗 最後の戦火を広げていった
戦禍に飲まれた民人の ああ 悲しみの雨 降り続き
幾つ 幾つもの 夜を越え
儚き橋 空 大きく架かったある日
赤の王国は 砂塵に消え去り
支配を免れたまわりの国々は 青の王国を讃える
ATEKAHELLVITASNA OZGA DISBANIZEPILIFIA
昔々の物語
時に埋れし物語
青き旗を掲げ
青の王国と赤の王国の物語です。
テキスト初挑戦なのでかってわからずお見苦しいところがありましたら、どうぞご指摘下さいませ。
ちなみに長いアルファベットは造語です。
人々の叫びというか、大衆の声というか、口々に発せられる音というイメージです。
祈りの句のような旋律で流れればいいなぁと思ってみたりします。
一応KINGとHELPは入るようにしてみたりしています。
この話をベースにした双子編とかもチラリと出来てたりするので、そちらもまた書けたらなぁと思います。
それでは失礼致しました。
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