幼い時に耳にした
不思議で奇妙な物語を
偽りだと笑っていた
そんなことが起こるはずがない

物語の少女はまだ
夢の中に入り込んだまま
幸せで不幸な時を
何度も何度も過ごしている

目の前に現れたものは
僕の常識を壊していく

不気味な空
頬を舐める風
僕はひとりぼっち
鏡に映った
言葉だけが
僕を先に導く

幼い時の夢遊び
猫が啼いて元に戻される
兎の穴から覗いた
少女が僕を見つめて笑う

唇が何かを伝える
目をあけるとゲームが始まる

招かれ始まる
駒の戦
ただ前へと進む
夢と現実の
境界さえ
ぼやけて混ざっていく

少女が耳元で囁いた
「次はあなたの番よ」

不気味な空
ニヤリ笑う影
少女が手を振った
「すべてあなたが
 望んだ世界
 永久に過ごせばいいの」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

幻想アリス

物語に囚われたアリスを見つけた少年の物語。
「そんなことが起こるはずがない」

閲覧数:220

投稿日:2013/01/03 22:37:17

文字数:337文字

カテゴリ:歌詞

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