『バッドエンドでもいいじゃないか』
作詞・くさびん

いつかに聞いたニュースの話
惜しまれながら亡くなった神童の話
「まだ若いのに」「期待してたのに」
積もる言葉はせいぜい同情ばっかだ
なら、お前らはいつまで生きて欲しかったんだ？
お前らが飽きるまでか？

終わる新連載、消える流行り物
どれもこれもそうだ
朽ちる超新星、堕ちる人気者
望まれぬモノはいつだって杜撰(ずさん)な最期だった

自分の人生も悟れない奴らに
誰かの人生は語る資格は無いだろ
ましてやその良し悪しを決めるだなんて
烏滸(おこ)がましいし、厚かましいだろ
なら、別にバッドエンドでもいいじゃないか
なんでバッドエンドじゃダメなのか

いつかに聞いたニュースの話
憎まれながら亡くなった下手人の話
「いい気味だな」「あいつには相応しい」
募(つの)る言葉は目も当てられやしないや
なあ、お前らの番はいつ来るんだ？
お前らが飽きるまでか？

変わる価値観、代わる新時代
そもそもが変だ
換わる世論たち、替わる新常識
望まれていないモノばかり早世な運命(さだめ)だった

自分の存在も分からない奴らに
誰かをぞんざいに語る道理は無いだろ
どころかその是非を推し量れると
小賢しいし、何様のつもりだ
なら、別にバッドエンドでもいいじゃないか
なんでハッピーエンドしかダメなのか

他人(ひと)の人生を「死人に口なし」って言うからって
好き勝手に値踏むんじゃねぇぞ
ヒトの人生は善良(ハッピー)だとか醜悪(バッド)だとかって
語り切れるほど安いモンじゃねぇぞ

バッドエンドでもいいじゃないか
それが人生なら
ハッピーエンドじゃなきゃ何故ダメか
それが人生なら
バッドエンドでもいいじゃないか
辛く悲しい終わりでもいいじゃないか
終わってしまったのなら仕方ないじゃないか
それがそのヒトの生き方なのだから
何で誰かにとやかく言われる必要があるんだ？

自分の人生も悟れない奴らに
誰かの人生は語る資格は無いだろ
ましてやその良し悪しを決めるだなんて
烏滸(おこ)がましいし、厚かましい
自分の存在も分からない奴らに
誰かをぞんざいに語る道理は無いだろ
どころかその是非を推し量れると
小賢しいし、何様のつもりなんだ？

誰かの逝き方に口出す暇があるなら
自分の生き方でも見直せよ
いつまでも死体を蹴る暇があるなら
自分の実態を見つめ直せよ
そんなつもりがいつまでも無いなら
お前らの人生だって
バッドエンドでもいいじゃないか