手枷 足枷
鎖を繋いだまま走り出す
重枷を引きずって旅に出る

堪えた重さを必死で抱えて砂を掻き分け
涙の海を歩いて渡る

枷の重さに沈みゆく

背に負った傷がまた重たくて
もがれた翼
白い羽根を毟って降らせど
魂までは戻らない

光を拒んだその瞳には
映るもの全てが灰に染まりて
崩れ堕ちた瓦礫に埋まる

壁一面に飛び散らせよう

生暖かい風ばかりその身に浴びて
乾いた肌に残る重枷

彼らは戒め 罪には罰を

咲いた命は散っても未だ
別の乾いた肌へと芽を伸ばす

埋めて埋めて 枯れるまで

真っ赤な紅茶に痛みを混ぜて
素敵な午後を過ごしましょ

幸せ求めて ひたすら堕ちよう

 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

手足の枷は重たく刻まれて

憂鬱なまま外出する、みたいな心情で書いたもの。(だった気がする

閲覧数:105

投稿日:2008/12/09 19:39:25

文字数:296文字

カテゴリ:歌詞

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  • 行雲流水

    行雲流水

    ご意見・ご感想

    どこかファンタジーな印象がしつつも、明確な光景が浮かぶようで素敵でした!

    2008/12/09 20:47:38

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