―そして、RNとK-AYの目覚める日が来た―
「リル博士!早くこちらに!」
S-RRが私の袖を引っ張る。
「何をそんなに急いでるの?」
私は走りながらS-RRに聞く。
「RNとK-AYが目覚めるんです!」
「あの2人が、目覚める?」
「はい、ロンド博士はもうお姉ちゃんが呼んでるはずです」
やっと、RNとK-AYが目覚める・・・・。
このことは、私も、ロンドも、そしてS-RR達も待ちわびていた事だ。
「分かったわ。早く行きましょ」
そして、その場所に着いた。
「貴方が、リル博士ですか?」
元気そうな少女は、RNだ。
「初めまして。だね」
RNと同じく、元気そうな少女が居るが、RNとは違って、少し大人に見える。この少女はK-AYだ。
「RN、K-AY、初めまして、私が、リル・・です」
「よろしく!」
「宜しくお願いします」
「リル、RN達が目覚めたか」
ロンドが入ってきた。
「はい。これで、全員目覚めました。MV計画を、進めましょう」
「ああ、分かった。彼女達を、学校に入れるつもりだ。皆別々に、な」
「は、はい、でも、A-MRAとS-RRを引き離すのは」
「大丈夫、そこは二人とも同じとこにやるさ」
ロンドのその言葉を聞いて、安心した。
「実はな、まだ、誰にも行ってない事を、リルに言う」
「はい」
いきなり、ロンドの表情が険しくなる。
「MVシリーズは、あと2人居るんだ」
「あと、2人?」
「ああ、その2人は誰にもMVとして公表しない。2人には、S-RRとRNの友達になってもらうんだ」
「それは、まだ、先の話ですがね」
「ああ」
ロンドは、少し切ない感じの声で言った。
「学校、ですか?」
その話を聞いたS-RR達は、少し戸惑っている。
「ですが、私達は、MVであって、人間では・・・」
「だからこそなのよ」
「え」
「だからこそ、貴方達には、人というものを知って欲しいの」
「・・・・・はい」
そして、4人は学校に行く事になった。
MVシリーズの意味2
K-AYというのは、アリーの姉です。
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