この右手を離せばすぐ
天国（そら）に逝けるよ
目を閉じて身を任そう
心地よいしびれに
アスファルトの世界の上
こなごなの夢
目の前で閉ざされた
扉を叩いて、"Who...?"

指の先まで沈んでいく
温い泥のなか
やがて視界をなくして
僕はとけてゆく

鮮やかすぎるほど意識は
君をおいかけて

つかんだ手を離せばすぐ
墜ちてゆけるよ
見下ろしたビルの街
星空の隙間に
どこか遠く叫んでいる
誰かの悲鳴（こえ）が
届いたら　それはほら
ふたりの道標

ガラスの城で眠りにつく
古い夢のなか
強くその手を引き寄せ
二度と離さない

永遠の底も知らぬまま
君とたどりゆく

この右手を離せばすぐ
天国（そら）に逝けるよ
目を閉じて身を任そう
心地よいしびれに
アスファルトの世界の上
こなごなの夢
目の前で閉ざされた
扉を叩いて、"Who...?"