古びた時計の 振り子が揺れてる
待ち合わせならば もう諦めるわ
天気予報どおり 夕立のあとで
空気の澄み渡る 穏やかな日暮れ

闇はもうすぐ近くに ひとりだけの夜は
優しささえ忘れ 冷たさを増しゆく

道に捨てられたビニール傘も
電線に集う鳥の群れも
ひとつに溶け合い見えなくなるの
このまま ただ 泣かせてほしい


愛する人の名 呼ばない結末
選んだあの人魚の最期を思うのよ

泡と消えるのもいい 二度と逢えぬのなら
あなたの持つ幸せを 祈るから 覚えてて

あなたの写真を破ってみても
溢れる涙は消えないのね
ミルクに溶かして飲んでしまえば
少しは また 前を向けるの?

哀しみの揺れるカフェに 今日も
静かに流れる時をとめて
このまま 今は 泣かせてほしい
心の向くまま 哀しみを

哀しみを……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

Café Tristesse

哀しみの揺れる、静かなカフェにて。

たびたびお世話になっている、Poly8000MK2さんのエチュードに
こっそり詞をつけてみたものです。

閲覧数:213

投稿日:2020/03/06 11:37:04

文字数:353文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • Poly8000MK2

    Poly8000MK2

    使わせてもらいました

    Poly8000です。
    https://piapro.jp/t/1AOr ← 元々のところにて
    看板書き換えという形で曲あげました。
    (だもんですから、新着扱いにもしておりませんが)
    よろしくお願いします。

    雨の音を最後にもう一回入れたくなったので、
    あがった夕立ちが、また時間をおいて降り出した。
    そんな感じになってます。
    蛇の足にならなければ良いのですが、とりあえず。

    2020/03/15 16:17:42

    • 柿食けーこ

      柿食けーこ

      Poly8000さん、投稿お疲れさまです。
      最後にまた降り出した雨が、
      哀しみを増幅するようで切なくなりますね。
      とっても素敵な作品との出逢いを、ありがとうございました!

      2020/03/15 16:38:58

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