ねぇ君が 空をまとい笑うから
僕は目蓋とじて
かき抱いたものをさらう神様の
骨組みの奥で 眠った

言葉を紡げば紡ぐほど
夜は繊維状 張り巡らせて 
地球の真裏で 息づいた君の
笑顔が 撚れた気がした


煮詰めた赤い果実のそばには
そろい並ぶ写真
足先をひたす トウメイな気配
人型の明日が ゆらめく

「このままふたりで 寄り添えたのなら」
ひとつの夢さえ消えて
未来の暗示に 指先でふれた
紙縒りの月が 欠けてく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ペーパームーン(作曲者様:ryota01様)

ryota01様への応募作品
https://piapro.jp/t/dDUV

※一応の読み仮名たち
撚れる…よれる
紙縒り…こより


夜にゆっくり聞いてひたすら癒されました。弾けないくせに何故かギターが部屋に有るので、弾くふりをしながら書きました。すんごい楽しかった…。

ペーパームーンという言葉には、紙の月という直訳の他に偽物やまやかしという意味があります。
「君」のいない現在がまやかしのようだという無気力の中、遠くに行ってしまった「君」への追念に浸るようなイメージの詞です。後半にハモりがあるので、そこに「ふたり」というワードを入れ込みたくってこのよう詞と相成りました。

閲覧数:336

投稿日:2018/11/18 07:49:28

文字数:209文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました