光がくる前に深い夜
  蒼く色明けていく 瞳をあげて

  透明な時間と
  頑なな胸の呼吸をおりまぜてく

  夜から止まっていた空気にふれた風
  東の風が吹いてくる朝の
  輝く光が目覚めはじめる
  遠く遠くから昇る ひとつだけの存在

  眠っていた世界を光の中へ
  強くやさしく広がりつづけて

  桜色の花びらひらひら
  風とともにやわらかく頬にふれて

  こぼした涙のせ
  昨日へと流されていって見えない

  昨日の夜の扉はもう閉まっている
  振り向かないで その瞳から

  静かに前を
  前だけを見つめて

  夜から止まっていた空気にふれた風
  東の風が吹いてくる朝の
  輝く光が目覚めはじめる
  昨日の全てを包み 偽らない 今日が教えてくれる贈りもの

  真白(ましろ)い頬に
  緋(あか)く染まる生きる美しさ


 

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アサノ サクラ

 hiroshiさんの『【歌詞募集】デモ11【〆切】』に宛てた応募歌詞です。
 
 歌詞の中の「桜色の花びら」は桜ではなく、朝日色をうけて桜に見える(&桜の意味も残して)、ということを表現しました。
 「真白(ましろ)い頬」の真白も、寒い季節に気温ではなく、泣き疲れて、顔が蒼白に見える、ということです。
 「緋(あか)く染まる」は、自分の中から少し元気がでてきて、頬が赤く染まってる、のと、朝日で染まってる、のと、桜色の花びらが流れていってるのと、自分は前を見てる決意の気持ちの赤色の意味も込めてです。
 タイトルのアサノ サクラは、人の名前の意味も含めて。女の子というイメージだけでなく、男の子の名にも桜はいいなぁと個人的に思ってます。

閲覧数:159

投稿日:2014/02/24 19:56:03

文字数:390文字

カテゴリ:歌詞

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