理想なんて大げさなものじゃないのに
それすら叶わないから
ちっぽけな自我を叫んだ

何にもなれない焦りに呑まれて
忘れてしまう こんな日々にも
河原で拾った石ころみたいな
宝物があふれていたこと

アスファルトを染めてく
雨音と匂いみたいな
醒めない夢の中
たださまよっている

報われなかったことだけを
数えていたくはないから
暗闇に落っこちてってしまっても
腐りきることのないまま

先の見えない白いキャンバスに
とびきりの能天気を描く
うっかりこぼしたインク跡みたいに
極端な悲観が入り混じる

電車に揺られながら
過ぎゆく街の灯(ひ)を眺めた
思い描いていた
明日を置き去りに

抗いたかったものたちを
受け入れるには若すぎて
こんな夢の終わらせ方さえも
まだ見つけられないまま

梅雨明け空の白い太陽が
この目にはまだ眩しくて
同じ空の下にいるはずなのに
日傘の中に隠れてた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

日傘

「日傘 - feat.初音ミク NT -」の歌詞です。

原曲↓
https://youtu.be/sioHMvw1yg0

閲覧数:96

投稿日:2021/04/09 17:19:13

文字数:392文字

カテゴリ:歌詞

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