遠く響く雷鳴
夏の影を引き連れてく
水平線の向こう
揺らめくように
潮を含んだ風が
頬を髪を撫で付けてく
あなたとはまるで違うその感触
勿忘草の色など
今も覚えていますか
咲き続けることできない
真夏の日差しに
偽物で不実だと
人は言うけれど
違うの…真実の愛だと知ってる
ただほんの少しだけ
あの子の眩しさに敵わなかったただそれだけ
眩しい日差しに映える
あなたの横顔が好きで
何か言いかけるたび
唇重ね
ショーウィンドウ映る
あなたに似ている輪郭
見かけるたびに振り向いていた癖
勿忘草の花など
とうに枯れてるのでしょう
咲き続けることはできない
眩しすぎて
涙を堪えて
笑顔を作った
違うの…後悔なんかしていないの
もし時を戻せても
あなたと巡り合う痛みを選ぶのでしょうから
実らぬ想い出(きおく)をビーズのように
繋いで慰めるような日々でも
偽物で不実だと
人は言うけれど
違うの…真実の愛だと知ってる
ただほんの少しだけ
あの子の眩しさに敵わなかったただそれだけ
夏に消ゆ勿忘草も…
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