90度前
   詩:赤りんご@

信号が変わった自転車の色
泣き叫ぶ猫は今あくびをしてニヤりと微笑んだ
明日は躓かない
昨日も躓かない
止まった信号機変わらない赤の点滅

ビリビリ伝わる来世
会いましょう言葉遊び
崩れるヒールの達磨落とし
で崩れる達磨は茜色

君の斜め後ろキープしていた30秒
青に変わった信号機を合図に
動き出す自転車は90度前
熱を帯びたサドルから
後頭部に打撃が走り出す
混ざり合った赤と青の色
目が眩む快楽の点滅


回らない時計台
進まない秒針は映し鏡私の病身
明日は回る
予想付けいらない
止まった信号機変わらない黄色の「待った?」

暗い眼差し
会いましょう言葉遊び
体を振るわせた猫の人形
轢かれて潰れるお目玉さん

君の斜め後ろキープしていた3秒前
赤に変わって飛び出した君の
真下に染まる綺麗な血飛沫
熱が引いてく君の腕から
後頭部に打撃が走り出す
混ざり合った青と赤の色
上手に渡ればきっと紫


「そうだ、どうにかしようか」
汚く笑った口ほどにもないその覚悟

さっき壊れた子猫がさ
私を呪うってしゃべりだすんだ
右耳のイヤホンから流れた
殺傷、離陸時ご注意ください

君の斜め後ろキープしていた30秒
青を合図に人が割り込む
私と僕の間の感傷
熱を帯びたサドルから
後頭部に打撃が走り出す
混ざり合った赤と青の色
疎外された黄色は見えなく
塗り替えられ消えていった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

90度前

腰が斜め45度

閲覧数:47

投稿日:2012/08/23 19:14:58

文字数:607文字

カテゴリ:歌詞

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