欠けたもの　探し求め
逃げ出した　僕は迷い人
微かな　月明りを
凍えた森　奥深く

穢れなき　獣たちは
研ぎ澄まされた　愛をうたう
涙は　枯らしたまま
哀れな小鳥　空へ飛ぶ

心の傷は　いつまで経っても
癒えることは無く　痛み続ける

切なくて　切なくて
この手は　空のまま　握りしめる

愛しい人　会いたい
こんなに　望んでいるのに

誘われ　辿り着いた
この場所で　思い出したのは
愛した　君の笑顔
僕をおいて　いかないで

もう会えないと　分かっていても
何度も何度も　願ってしまう

大切に　してたのに
どうして　忘れてしまっていたのかな

愛しい人　あの時
君が伸ばした手を　掴めたなら

喜びも　蟠（わだかま）りも
悲しみも　過去のものになり
失くした　声はここに
いつまでも　君を想う