春央

欠けたもの　探し求め
逃げ出した　僕は迷い人
微かな　月明りを
凍えた森　奥深く
穢れなき　獣たちは
研ぎ澄まされた　愛をうたう
涙は　枯らしたまま
哀れな小鳥　空へ飛ぶ
心の傷は　いつまで経っても
癒えることは無く　痛み続ける...

誰もいない　暗い部屋で
懐かしい　思い出たちが
あなたのちいさな両手を
ずっと　待ち続けている
小さな部屋の隅で　あの日ボクは
嬉しそうなあなたの　笑顔と出会った
いつもフタリ一緒に　眺めた花は
少し色を変えたけど　また咲いたよ
腕をなくした　ぬいぐるみ
崩れたままの　木のつみき...

（１番）
月に照らされた　カレンデュラ
太陽に似た　大輪(たいりん)の花
静かな思いを　胸に秘め
黄金の色　陽だまりの色
隣に佇む　小さな花
一緒にひもとく　物語り
春の匂いに　囲まれて見る
永久(とわ)の空と　小さな庭で
僕は噺(はなし)を綴る...

【Ａ】
世界に蔓延る　黒い影　85
誰も知らない　黒い影　75
格子越しの空　淋しくて　85
この世はきっと　こんなもん　75
【Ｂ】
旱の夏も　寒さの冬も　77
ただ本当に　つまらなかった　77
【Ｓ】
苦しい朝も　悲しい夜も　77...

神様が人類を作ったと言うなら
俺の思考はどっからやってきた
思考（こいつ）さえいなければ
こんな辛い思いもしなくて済むのに
こんな悲しい嘘もつかなくて済むのに
俺を蝕み巣食う思考
それともこれも神様（あんた）が与えたもうた試練なのか
それなら神様（あんた）は平等も優しさも無い
俺の思考が生きることを...

Ａ
紫陽花の咲く庭　夏の思い出
俄か雨に消えてく　君の面影
光は　泡沫
Ｂ
雨に濡れた　僕の心は
毎日ヒリヒリ痛みます
「ごめんね、ありがとう」
そんな言葉より　君に逢いたい
Ｓ...

S
黒・白・黒・白
僕の中の悪魔と 君の中の天使が 黒と白
漆黒の羽・純白の羽
無邪気な笑顔 君は僕に “はじまり”告げた
A
推察・推参・推進・推測 スイすいスイすい 水脈 脈絡
楽々らくちん チンクシャ チクショウ 少々 少将
Show my true． Show my horns．
B...

A　18　16　18　22
残酷なる恋慕の　蜜に捕らわれて
密やかに少女は　禁忌に触れる
甘美な香りに　心を奪われて
恋焦がれるわが身を　あなたの腕が包み込む
B　18　15
散りゆく　一瞬に　艶やかに　薫りたつ
この身が朽ちゆくとも　君　愛す
S　28　20　28　21
追憶の　松籟(しょうらい)...

A
スカイブルーの空　晴れ渡り
焼けたアスファルトの　陽炎が
君と私の影　揺れ動かして
届きそ(う)で　届かない
B
不意に降りだす　雨
駆け込んだ狭いバス停で
君と二人　近すぎる距離　胸の鼓動が　急上昇
S...

A
上手く　いかないこと　ばかり
努力　なんてもの　知らない
変わり　ばえのしない　日々で
君に　会えたこと　喜び
B
速まる　気持ちを　堪えて
寝ている　君を　起こす
世界が　輝く
S...

A
ほら、お前らに見えないのか
この醜いモンスター
毎日　薄汚い言葉ばかりを　吐いている
B
頭ン中　へばり付いて　毒を吐きだし　離れないモンスター
目は忙しなく　辺りを見回して　優越感に浸り
罅割れそうな　頭を抱えては　他人を蹴落として
醜い声で　叫び続けては　偽善を振りかざして　不幸を笑う
S...

A
キミは捨てた　ボクを捨てた
ボクはキミと恋して（い）た　キミはボクを愛して（い）た？
B
キミがくれた手紙の字（あざ）は　ボクを懲らしめる
「逢いしている」なんて　なら「恋しく」なんないの？
S
キミがいない現実　訪れない結実
捧げたのは貞実　見せかけだけの堅実
裏切られた真実　色褪せた充実...

A
弱い　泣き虫な僕　平らな
道で　小さい石に躓いた
また　涙が落ちた　見下ろす　膝　大きな傷
A
弱い　ココロから目を　そむけた
キミと　向き合うのが怖いから
キミ　みたいに泣いて　ばかりの　僕　じゃないのにさ
B
上ばかりを　見て歩いているから　躓くのだと　そう気付いたから、ただ...

A
目覚めの口づけ
恋しい貴方に
飲まれる、わたしは
ローズティー
A
春好きの貴方
相性バッチリ
春の紅茶なら
ローズティー...